「こどものおもちゃ」はかつて「りぼん」という雑誌で連載されていた少女漫画です。主人公の倉田紗南は少しおませな小学6年生の女の子。彼女のクラスでは羽山秋人という少年が担任の弱みを握ってクラスを支配しており、学級は崩壊しかけていました。紗南は羽山に立ち向かい、しだいに二人の距離は縮まっていきます。いつも飄々としている羽山でしたが、自身を出産した際に母親が亡くなってしまったことにより家庭では「悪魔の子」と呼ばれていたのでした。そして明るい笑顔を振りまく紗南にも、実は捨て子だったという暗い過去がありました。お互いの深い闇に寄り添い、困難を乗り越えながら幼い二人が成長していく様子に思わず目頭が熱くなってしまいます。小学校六年生から中学生という、人生でもっとも多感な年頃の少年少女の葛藤や悩みなどをうまく描写しています。羽山が右手を刺されてしまった後遺症で手が動かせなくなったり、紗南が全く笑うことが出来ない病気「人形病」にかかってしまったりと最後まで手に汗握りっぱなしの展開でしたが、ラストのページを読み終わった瞬間はすがすがしい青春の気持ちを思い出せる良い漫画だと思います。>>>>>からみざかり/桂あいりのエロ漫画